ファッションテック企業の株式会社ウィファブリックは、「SMASELL」を運営している。
本サービスは、アパレル不動在庫(デッドストック)を解消することを目的とした企業間フリマサイトだ。
決算前に通常流通価格の100分の1程度の価格で処分されることもあるデッドストック。それでも売り切れず余ってしまった在庫は廃棄せざるを得ない場合もあるが、廃棄業者に引き取ってもらうのにお金がかかる。またデッドストックを減らすための労働も生まれてしまう。さらには、繊維製品は年間8,000万トン近くも廃棄処分されており、地球温暖化等の深刻な環境問題につながってしまっているのが現状だ。
この悪循環を少しでも解消しようと立ち上げた本サービスの仕組みは、以下である。
1.振込
商品を購入した企業は、SMASELLに商品の金額を振り込む
2.入金通知
SMASELLが購入者からの入金を確認したら、出品者に入金を通知
3.発送
SMASELLから入金通知を受け取ったら商品を発送
4.受け取り通知
出品者からの商品が届いたら、購入者は受け取りをSMASELLに通知
5.支払い
SMASELLは、購入者の受け取り通知を受けたら、出品者に金額を支払う
メルカリやフリルなどと仕組みがほとんど同様であるため、フリマアプリを使った経験がある方はすぐに利用できるのではないだろうか。
また企業間でデッドストックを売買するというビジネスモデルは例になかったため、現在特許出願中である。
SMASELLは現在国内最大級の品数を誇っており、ハイブランド商品も安価で多数揃えてられている。こういった要因もあるので、今後さらに企業間売買が活発になることが期待される。
そうすれば、循環型社会の実現はそう遠くないものといえるのではないだろうか。
source: https://sb-welcome.com/smasell/