現在、川崎市岡本太郎美術館にて、【「岡本太郎×建築」展 Okamoto Taro×Architecture
─衝突と協同のダイナミズム―】が開催されている。
1964年、アジアで初めてのオリンピック開催にわきたつ東京。
丹下健三の名作である国立屋内総合競技場(現・国立代々木競技場)は、吊り構造の屋根をもったダイナミックな美しい造形で、この祭典の象徴となった建築だった。岡本太郎はこの競技場のために、色鮮やかな陶板壁画のシリーズを制作している。岡本にとって丹下健三とのコラボレーションは、1957年の旧東京都庁舎での壁画連作、東京オリンピック、そして1970年の日本万国博覧会での「大屋根」と「太陽の塔」へとつながっていく、高度経済成長期のまさに国家的プロジェクトというべき大舞台になった。
壁画やモニュメントを数多くのこした岡本ですが、それらは親しく交流した建築家たちとの関係から生まれたものが少なくない。
本展は、日本が大きく飛躍をした時代、共に「伝統」と「創造」について議論し、都市と時代を見つめた岡本太郎と建築家たちの交流に焦点をあて、建築と美術の協同の一つのかたちについてご紹介する。
開催日時
2017年4月22日(土)~7月2日(日)
9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日
月曜日
観覧料
一般1,000円(800円)、高・大学生・65歳以上800円(640円)
中学生以下 無料/( )内は20名以上の団体料金
会場
川崎市岡本太郎美術館 企画展示室
川崎市多摩区枡形7-1-5
source: 川崎市岡本太郎美術館