JOOR, Inc.が運営する世界規模のファッションマーケットプラットフォーム「JOOR」。
創設者でCEOのモナ・ビジョアは、かつてファッション業界でブランドコンサルタントやバイヤーとしてビジネスをしてきた。経験を積んでいく上で、前時代的なビジネスを「テクノロジーの力でより効率化」するべく、2010年にブランドとリテーラー間のやり取りをすべてオンライン化するホールセールのマーケットプレイス、JOORを立ち上げた。
※2017年3月にモナはJOOR, Inc.を退き、クリスティン・サヴィリアに代替わりしている。
JOORは世界中の約1,500のブランドと約155,000のリテーラーとの間をつなぎ、すべての製品に公平な機会を与えることによって、個人の職人が作品作りに取り組みながらビジネスを成長させ、かつ最終的には地元で安定的に利益を上げる事ができるよう応援することが目的のひとつとなっている。
通常は卸売りをする場合は手書きやFAXでオーダーシートを受け取り、それをさらに独自のフォーマットに移したのちに製作へと移行するが、JOORを通してのやり取りならすべて最初からワンプラットフォームでやり取りをするため、オーダーを手書きにする必要はなく、かつオンライン上で完結させることが可能だ。
ファッション界のホールセール・コマースをひとつのプラットフォームに統合する、つまり「JOOR化」するのが、モナの夢だそうである。