Bogo (多言語化プラグイン)は WordPress のための素直な多言語化プラグインである。
WordPress はそれ自体にローカライズを行う機能を備えているので、ダッシュボードやテーマを英語以外の言語で使うことが標準で可能になっている。Bogoはこの機能を拡張することで、単一の WordPress インストール上で多言語ブログを簡単に構築できるようにする。
Bogo は一投稿につき一言語を割り当てるタイプの多言語化プラグインだ。Bogo の設計は WordPress と親和性が高く、このカテゴリーの他のプラグインとは異なり、データベースに独自のテーブルを追加するようなことがない。この設計が Bogo の高い信頼性と堅牢性、コンフリクトが起きにくいといった利点を生み出している。
▼ BOGO 使い方ガイド
1. 言語ファイルをインストールする
まず、サイトで使うすべての言語の言語ファイルをインストールする。※ローカライズ版の WordPress をインストールした場合には言語ファイルはすでにインストール済みになっているはず。まだ言語ファイルが入っていない場合は、Bogo の管理ページ (言語 > 言語パック) からインストールが可能。
2. 管理画面(ダッシュボード)のための言語を選ぶ
Bogo では各ユーザーごとに管理画面で使う言語が選択できる。ログイン中、管理バーのドロップダウンメニューから言語を切り替えが可能だ。
管理バーが表示されない場合は、プロフィールページからも言語の切り替えが可能。
3. 投稿や固定ページを翻訳する
投稿や固定ページをインストールした言語に翻訳できる。
WordPress は通常通りそれぞれの投稿や固定ページのコンテンツを保存しますが、Bogo がその投稿に ‘_locale’ メタデータを追加します。この ‘_locale’ にその投稿の言語コードが保持される。
4. サイトに言語スイッチャーを設置する
サイトのフロントエンドの言語を切り替えるための言語スイッチャーをサイトに設置したい場合、一番簡単な方法は Bogo が用意している言語切り替えウィジェットを使うことだ。
Bogo はそれとは別に “[bogo]” というショートコードも用意していて、投稿や固定ページの本文内に言語スイッチャーを設置できるようになっている。言語スイッチャーを直接テーマのテンプレートファイル内に埋め込んで使いたい場合は、ショートコードを次のように使う:
<?php echo do_shortcode( ‘[bogo]’ ); ?>